屋内用高圧気中負荷開閉器(LBS)

  • 限流ヒューズ付ストライカトリップ形(3極形) OAL-ST

  • 限流ヒューズ付ストライカトリップ形(2極形) OAL-SH/2

  • 限流ヒューズ付形 OA-21FH

  • 限流ヒューズ無形 OA-2H

有害物質含有禁止指令(欧州RoHS指令)対応品です。指定されている有害物質(6種類)を廃止しました。(2010年2月生産分より)

用途

本器は、キュービクル式高圧受電設備(設備容量300kVA以下)の主遮断装置、または、変圧器、コンデンサ等の保護用開閉器として最適です。(2極形は、単相変圧器専用です。)

その他、一般電力回路の開閉、または遮断装置としてもご使用いただけます。

 

特長

小形、軽量でキュービクルの小形化に貢献します。

ヒューズは固定式で開閉時の機械的ショックがヒューズに伝わらないため、安定したヒューズ特性を長期間期待できます。

実績、信頼性のある細隙形の消弧室を採用しておりますので、負荷開閉性能が優れています。

開極はスプリングによる速断式で操作速度に関係なく一定の開極速度が得られますので、開路特性が安定しています。

引外しレバーの操作方向は押し操作式をしており、操作性に優れています。

切欠きの無い一枚板に取付可能です。

 

豊富なラインナップとオプション

地絡継電器と組み合わせた場合には,引外しコイル付,高圧回路の分岐用の場合は,ヒューズ無し形など,用途,容量に応じて,機種選定が可能です。

絶縁バリア
標準でも充分な絶縁距離を確保しておりますが,主遮断装置用としてご使用の場合や,小動物の接触等による事故を防止するための絶縁バリアをご用意しております。(相間2枚,相間2枚及び側面2枚)

各種補助接点
主回路連動補助接点(最大2a2b)及び,ヒューズ溶断表示用接点(1c)をご用意しております。

機種選定と製品ラインナップ

種類 電圧引外しの有無 ヒューズリンク定格電流 極数 形式 PDF資料
仕様書 外形図 カタログ
限流ヒューズ付ストライカ動作トリップ形 無し 最大75A(G) 3 OAL-SH
2 OAL-SH/2
100A(G)限定 3 OAL-SH1
2 OAL-SH1/2
有り 最大75A(G) 3 OAL-ST
2 OAL-ST/2
100A(G)限定 3 OAL-ST1
2 OAL-ST1/2
限流ヒューズ付形 無し 最大200A(G) 3 OA-21FH
有り 3 OA-21FT
限流ヒューズ無形 無し 3 OA-2H
有り 3 OA-2T

仕様一覧

【限流ヒューズ付ストライカトリップ動作形】

主用途

キュービクルのPF・S形主遮断装置

変圧器、高圧コンデンサの保護用

形態 限流ヒューズ付ストライカトリップ動作形(注1)
極数 3 2(単相変圧器専用)
形式 OAL-SH OAL-ST OAL-SH1 OAL-ST1 OAL-SH/2 OAL-ST/2 OAL-SH1/2 OAL-ST1/2
定格電圧 7.2/3.6kV
定格電流 200A
定格周波数 50/60Hz
開閉容量 負荷電流 200A
励磁電流 20A
充電電流 40A

コンデンサ

電流

40A
定格投入電流 A31.5kA
定格遮断電流 12.5kA
過負荷遮断電流 A1,200A A1,500A A1,200A A1,500A
地絡遮断電流 30A 30A 30A 30A
定格耐電圧 60kV
操作 投入 フック棒操作
引外し フック棒操作

フック棒操作

電圧引外し

フック棒操作

フック棒操作

電圧引外し

フック棒操作

フック棒操作

電圧引外し

フック棒操作

フック棒操作

電圧引外し

電圧引外しコイル定格

AC/DC100V

(注2)

AC/DC100V

(注2)

AC/DC100V

(注2)

AC/DC100V

(注2)

開閉寿命 機械的 1,000回
電気的 200回
質量(PF不含) 12.0kg 12.3kg 6.0kg 6.3kg
準拠規格

JIS C 4605

JIS C 4611

JIS C 4607

JIS C 4611

適用ヒューズリンク

富士電機製

JC-6形G75A以下

(φ40×200)

富士電機製

JC-6形G100A

(φ50×200)

富士電機製

JC-6形G75A以下

(φ40×200)

富士電機製

JC-6形G100A

(φ50×200)

(注1)ヒューズリンクは付属しておりません。仕様書に掲載の適合限流ヒューズより用途に沿ったものを別途ご注文ください。

(注2)電圧引外しコイル定格は、AC/DC100V共用定格となっていますが瞬時定格ですので、DC電源で操作される場合は必ずオプション装備の主回路連動補助スイッチを取付け、コイルと直列にa接点を接続してご使用ください。